Communication Support
コミュニケーション支援|言葉と気持ちをつなぐプログラム
幼児期は「思ったことをうまく言葉にできない」「周りの人とのコミュニケーションに戸惑う」など、3歳〜5歳の時期に特有の悩みを抱えるお子さまが少なくありません。ユニバースゆずでは、声を出すことや相手に思いを伝えることが苦手な未就学児を対象に、言語面や非言語面(表情・ジェスチャー)を含めたコミュニケーション支援を行っています。遊びやSST(ソーシャルスキルトレーニング)などを通じて「自分の気持ちを言葉にする」「相手の言葉を理解する」力を育み、円滑なやり取りができるようサポートします。

コミュニケーション支援とは?
コミュニケーション支援では、言葉が上手に出にくいお子さまや、相手の言うことを理解するのが難しいお子さまを中心に、気持ちのキャッチボールを練習するプログラムを実施します。3歳くらいのお子さまは単語の羅列で思いを伝えようとしたり、4歳や5歳になると文章は増えるものの、相手への問いかけが苦手だったりすることも珍しくありません。そこで、ユニバースゆずでは以下のような方法を取り入れ、発達段階に合わせてコミュニケーション力を育てます。
・絵カードや視覚支援ツールを使い、言葉以外で伝える手段を学ぶ
・場面を想定したSST(ソーシャルスキルトレーニング)で会話のきっかけを練習
・スタッフとの1対1や小集団で、繰り返し発声や言葉のやり取りを経験
必要に応じて、口数が少ない・滑舌に不安があるなど、お子さま個別の特性にも対応しながら、一人ひとりの成長ペースを大切に進めていきます。


コミュニケーション支援内容
1.絵カード・視覚支援の活用
話し言葉だけでなく、絵カードやイラストを使って「これが欲しい」「あそこに行きたい」といった意思表示を練習します。3歳では「欲しいものを指さしする」段階から始める子も多く、4歳や5歳になるとイラストと単語を組み合わせて、簡単な文章に近い形で伝える練習も行います。
2.ロールプレイでの言葉かけ
SST(ソーシャルスキルトレーニング)の中で、「お友だちに話しかけるときの言い方」「困ったときの伝え方」をロールプレイします。「ちょうだい」「貸して」のような短い言葉も、言い方やタイミングを意識するだけで相手の受け取り方が変わるため、活動を通じて実感しやすいようサポートします。
3.言葉のやり取りの繰り返し練習
スタッフとの1対1や2〜3人での小集団で、絵本の読み聞かせや質問ゲームを繰り返します。3歳頃は単語レベルでも「これなあに?」と問いかけるだけで十分練習になりますし、4〜5歳なら「どうしてそう思うの?」と少し踏み込んだやり取りにも挑戦してみます。些細な言葉のキャッチボールを積み重ね、自然と会話の流れをつかむ力を伸ばしていきます。


得られるメリット
1. 自分の気持ちを言葉にする力
「何が欲しいのか」「どうして嫌なのか」を伝える言葉を身につけることで、お子さまのストレスやフラストレーションが大幅に減ります。特に3歳前後では「うまく言えなくて泣いてしまう」という姿が見られますが、4歳や5歳になるにつれて少しずつ言葉で解決できるようになります。
2. 相手の話を理解する力
コミュニケーションとは、自分の気持ちだけでなく相手の言葉を受け取ることも重要です。視覚支援やロールプレイを通じて、相手の発言を頭の中でイメージしやすくし、会話の流れをつかむスキルを育てます。これにより「何をすればいいか分からない」という戸惑いも減少し、よりスムーズにやり取りできるようになります。
3. 保護者との連携と安心
ご家庭でも使える声かけの方法や、子どもの言葉を引き出す遊びなどをこまめに提案し、保護者の方と連携しながらプログラムを進めます。3歳や4歳の頃は「どんな練習が適切なのか分からない」というお悩みも多いですが、少しの工夫で「いつもより言葉が増えた」「落ち着いて伝えてくれた」などの成果を実感しやすくなります。


さいごに
ユニバースゆずのコミュニケーション支援は、3歳〜5歳を中心とした未就学児が「言葉で伝える楽しさ」を実感できるよう、一人ひとりのペースに合わせたサポートを行います。言葉が遅い、話し方がうまくいかない、相手と気持ちを共有しにくいなどの課題を抱えるお子さまでも、SST(ソーシャルスキルトレーニング)や視覚支援を取り入れたプログラムを通じて、少しずつ自分の意見を表現できるようになっていきます。見学やご相談は随時受け付けておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
