Memory cognition

記憶・認知トレーニング|ワーキングメモリを育むプログラム

幼児期の3歳〜5歳は、周囲の刺激が多い一方で、まだ「覚えておく力」や「考えながら行動する力」が未熟な時期です。ユニバースゆずの記憶・認知トレーニングは、お子さまがワーキングメモリ(作業記憶)をはじめとした認知機能を遊び感覚で高められるようサポートするプログラムです。思い通りに行動できない、指示をすぐに忘れてしまうなどの困りごとも、少しずつ改善し、「できた!」という達成感を積み重ねていくことで自信と意欲を育てます。

記憶・認知トレーニングとは?

記憶・認知トレーニングは、覚える力考えながら行動する力を中心に、日常生活や学習に役立つ基礎的なスキルを養うプログラムです。3歳頃だと簡単な色や形の一致、4歳や5歳になると「手順を理解して実行する」「並び順を覚える」といった課題にも取り組みやすくなります。ユニバースゆずでは以下のようなアプローチで、幼児期の発達段階に合わせた認知機能の向上を目指します。

・パズル
・積み木やカードを用いて合わせで図形・色を一時的に記憶し、アウトプットする、短時間で覚える
・動作の順番(洗い物、着替えなど)を視覚的に示して計画的に行動する
・SST(ソーシャルスキルトレーニング)を組み合わせて、複数の手順を踏む遊びを通じて順序やルールを理解する

子どもが楽しんで取り組むうちに「意識せず記憶・認知が鍛えられていた」という状態を目指しています。

記憶・認知トレーニング内容

カード合わせ・ビジョントレーニング
3歳くらいのお子さまから、色や数字動物が書かれたカードを一時的に記憶し、それが何であるのかアウトプットしてもらいます。
正解率が上がってくると、カードの枚数や種類を増やし、個々に見合った難易度を設定します。「どこに何があったか」を短い時間で覚える練習をします。視覚的な情報を素早く捉え、頭の中で整理する力を育むことで、記憶の脳領域が拡がり、忘れ物や失くし物、優先順位、取捨選択、未来予測しとの行動など「自分で考えて行動する力」日常でも必要な「見て理解する力」を高めます。

2.ステップを踏む課題の実践
「順番に並べる」「決まった手順を守る」など、複数のステップがある課題を計画的に実行する練習です。3歳だと「1→2→3」のようにごくシンプルな段階から始め、4歳や5歳になると「1→2→3→4…」とステップを増やし、完了までのプロセスを記憶しながら行動する力を伸ばします。

繰り返しと振り返りの習慣
活動の最後には、「どこでつまずいたか」「何がスムーズだったか」をスタッフと一緒に振り返ります。たとえば「3回目のカード合わせで早く見つけられた」「ステップの順番を間違えちゃったけど、最後には修正できた」など、小さな進歩を認め合うことで、次への意欲を高めます。

得られるメリット

1. 集中力と注意力の向上


カード記憶合わせや手順ゲームを通じて、「今何をすべきか」を常に意識できるようになると、3歳の子でも少しずつ落ち着いて取り組める時間が増えていきます。4〜5歳になるとさらに集中できる時間が長くなり、学習面や生活習慣の定着にも良い影響が期待できます。



2. 行動の見通しと自己管理


順番を踏む課題に慣れてくると、自然と未来予測し「まずはこれをして、次にこれをすればいい」という見通しが立てられるようになります。これにより「やり方が分からなくて混乱する」場面が減り、5歳頃になるとスタッフの指示がなくてもある程度自発的に行動できるケースが多くなります。



3. 家庭でも使える工夫と保護者サポート


ユニバースゆずでは、ご家庭でも取り組みやすい簡単な記憶ゲームや声かけのポイントを提案しています。3歳や4歳のうちは特に「すぐに集中が切れる」ことが多いですが、少しの工夫で「続けてカード探しができたね」「お片づけがスムーズだったね」という成果が見られ、ご家族も成長を実感しやすくなります。

さいごに

3歳〜5歳という幼児期に行う記憶・認知トレーニングは、お子さまが将来の学習や社会生活で必要になる「覚える力」「考えながら行動する力」を伸ばすうえでとても大切です。ユニバースゆずのプログラムでは、遊び感覚でワーキングメモリを鍛え、段階的に達成感を味わえるよう工夫しています。「集中力が続かない」「複数の手順を覚えられない」といったお悩みがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。見学やご質問もお待ちしております。