社会性プログラム｜幼児が協調性を身につける支援

社会性プログラムとは？

社会性プログラムは、人との関わり方や集団でのルールを、自然な遊びを通じて身につける療育の一つです。3歳前後では言葉がうまく出にくかったり、4歳や5歳になっても自分の要求を一方的に伝えがちだったりと、発達段階に応じた困りごとはさまざまです。そこでユニバースゆずでは、一人ひとりの発達段階に合わせ、簡単なゲームやロールプレイなどを通じて

・相手の存在を認識する
・簡単なルールを理解する
・一緒に楽しむ姿勢を持つ

といった要素を育むよう取り組んでいます。SST (ソーシャルスキルトレーニング) を活用することで、「お友だちに貸してほしいときはどう声をかける？」「順番を守るにはどうすればいい？」といった具体的な場面を想定して練習しやすくしています。

社会性プログラム内容

1.小人数グループでの活動
2〜3人ほどのグループを作り、ふれあい遊びや簡単なゲームを行います。3歳くらいのお子さまが落ち着いて取り組めるよう、最初は小さな集団から始め、慣れてきたら少しずつ人数を増やすなど無理のないステップを踏みます。スタッフは一人ひとりの様子を観察しながら、必要な声かけや隣での補助を行い、自然に集団に溶け込めるようにサポートします。

2.ロールプレイとフィードバック
SST (ソーシャルスキルトレーニング) の一環として、「おもちゃの取り合いをしたときは？」「相手が困っているときは？」などの場面をロールプレイします。4歳や5歳になると、少し言葉で伝えられるようになってくるため、それぞれの子がどんな言い方をするかを観察し、スタッフや他のお友達が気付いたこと「ここがとても上手だったね」「次はこうしてみよう」等、具体的な意見を出し合い、意見を踏まえて再度ロールプレイを行います。１度目と比べて「もっとうまくできた」を評価し自己肯定感を高めます。

3.成功体験の共有と振り返り
活動の終わりには、「今日いちばん楽しかったこと」「ちょっと苦戦したこと」をみんなで振り返ります。自分の気持ちをうまく言葉にできないお子さまにはヒントを出しながらサポートし、「これができるようになった」「頑張ったところがあった」という小さな変化を一緒に見つけることで、「次もやってみたい」という意欲を育てます。

得られるメリット

1. 協調性と自発的な行動

順番を守る練習や、相手に譲ってもらうときの頼み方を繰り返すうちに、集団の中でも自分から行動できるようになります。3歳のころはスタッフの声かけが必要だった場面でも、4歳や5歳になると「一緒に遊ぼう」と声をかけたり、相手の困りごとに気づいてサポートしたりできるようになるケースも増えていきます。

2. トラブル対応力や感情を受け入れた上で、適切な行動をとる。

3〜5歳の子ども同士では、おもちゃの取り合いや意見の衝突が起きやすい時期です。SSTを取り入れながら、怒りや不満を受け入れて理解した上で、建設的な行動をどう表現すればいいか、相手との違いをどう受け止めるかを練習し、落ち着いて対処できる力を育てていきます。

3. 保護者が安心できる見守り体制

常に複数スタッフが活動を見守り、お子さまの特性や発達段階に応じたサポートを行っています。家庭でも実践しやすい声かけの工夫や、子どものやる気を引き出すアプローチなども保護者の方と共有し、一緒に成長を支えていく体制を整えています。

クロージングメッセージ

社会性プログラムでは、3歳・4歳・5歳といった発達段階の異なるお子さまにも、それぞれが安心して協調性や自発性を育めるよう配慮しています。SST (ソーシャルスキルトレーニング) や楽しい活動を通じ、「できるようになった」「もっと遊んでみたい」という成功体験を重ねることで、お子さま自身が成長を実感しやすいのが大きな特徴です。興味をお持ちの方は、ぜひユニバースゆずへお問い合わせください。見学やご相談をお待ちしております。